こんにちは、会社員兼画家のムライです。
この記事では、
野菜や果物をパレットナイフで半抽象的に描くときに、
私が意識している5つのコツを紹介します。
1.モチーフが乾く前に背景を重ねる
最初に野菜や果物のモチーフを描いたら、
絵の具が乾き切る前に、
背景を塗り始めます。
このとき、モチーフの輪郭を避けずに、
背景色を少しだけ被せるのがコツです。
モチーフと背景の色がわずかに混ざり、
アウトラインが自然にぼやけます。
輪郭をはっきり描きすぎるよりも、
背景に溶け込む部分を作った方が、
半抽象画らしい雰囲気になります。
2.最初は細部を気にせず勢いよく描く
描き始めは、細かい形を気にせず、
大まかに進めていくことが大切です。
絵の具を多めに取り、
ナイフを大きく動かしながら、
まずは全体の形と色を作ります。
多少はみ出したり、
形がゆがんだりしても問題ありません。
勢いよく置いた絵の具の跡は、
筆で丁寧に描いたときとは違う、
ダイナミックな表情を生み出します。
細かい修正は後からできるため、
最初は完成度を気にせず、
画面全体を作ることを優先します。
3.細かい部分も大きめのナイフで描く
細い茎や葉、表面の模様などは、
小さなパレットナイフを
使いたくなる部分です。
しかし、半抽象画を描く場合は、
細かい場所にも、あえて大きめのナイフを
使うことがあります。
そのため、予想していなかった場所に
絵の具が付いたり、
形が少し崩れたりします。
その偶然できた跡が、
画面に面白い変化を加え、
半抽象的な雰囲気につながります。
4.実際には見えていない色も使う
野菜や果物を描くときは、
見えている色だけを使う必要はありません。
例えば、赤いリンゴに紫や青、
黄色いレモンに緑やオレンジを
加えても構いません。
実物にはない色を入れることで、
画面に色のバリエーションが生まれ、
全体にメリハリがつきます。
実物を正確に再現するのではなく、
自分がきれいだと感じる色を使えることも、
半抽象画の楽しさの一つです。
5.モチーフの色を使って背景を作る
背景の色を作るときは、
モチーフに使った絵の具を
少し混ぜるのがおすすめです。
例えば、赤やオレンジの果物を描いた場合は、
背景にもその色を少量加えます。
モチーフと背景に共通の色が入ることで、
画面全体に統一感が生まれます。
まとめ|偶然できる形や色を生かそう
パレットナイフで描く半抽象画では、
思いどおりに描けない部分も、
作品の魅力になります。
輪郭のぼやけや、
予想していなかった絵の具の跡も、
すぐに直す必要はありません。
少し離れた場所から作品を見ながら、
偶然できた形や色を生かしてみてください。
野菜や果物の身近なモチーフでも、
描き方を少し変えることで、
自分らしい半抽象画に仕上げられます。
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