こんにちは、画家のムライです。
今回は、私が半抽象的な水彩画を描くときに
意識している6つのコツを、描く順に沿って紹介します。
1.透明水彩の半抽象画は描き込む場所とぼかす場所を決める
最初に、画面を次の3つに分けます。
・細かく描き込むところ
・輪郭をぼかすところ
・その中間になるところ
最も見せたい場所を一つ決め、
そこを中心に強弱をつけると、
構成を考えやすくなります。
2.まず、細かく描き込む部分から仕上げる
構成を決めたら、
最初に描き込む部分を進めます。
細めの筆を使い、絵具を濃くとって
コントラストを強めに描き込みます。
この段階で中心となる部分を
ある程度仕上げておくと、
後から周囲をぼかしても印象が弱まりません。
3.透明水彩のぼかしは大きめの筆で素早く描く
描き込む部分ができたら、
大きめの筆に水を多く含ませます。
ぼかす部分と中間の部分を、
細かく整えずにさっと描きます。
大きな筆を使うと、
色の流れやにじみが自然に生まれます。
思った方向と違う場所へ
絵の具が広がることもありますが、
すぐに直さず様子を見るのがおすすめです。
偶然できた色の混ざり方も、
半抽象画の魅力になります。
4.中間部分に絵具を重ねていく
水を多く使った部分は、
ある程度乾くまで待ちます。
その後、中間の部分にだけ
必要な色や影を重ねていきます。
中間部分は、
輪郭の一部や陰影を少し足す程度で十分です。
細かく描き込みすぎると、
最初に決めた見せ場との差を表現できません。
少し物足りないくらいで
筆を止めることがポイントです。
5.透明水彩でぼかした部分は最後まで触りすぎない
半抽象画では、
ぼかした部分を触りすぎないことが重要です。
きれいににじんだ場所へ
何度も筆を入れると、
色が濁りやすくなります。
少し形が崩れていても、
描き込んだ部分との対比によって
自然な奥行きが生まれます。
ぼかした部分は未完成ではなく、
光や空気を表現するための余白です。
良いにじみができたら、
その場所にはできるだけ
触らないようにします。
6.透明水彩の半抽象画は細い筆で必要な部分だけ整える
全体が乾いたら、
細めの筆で仕上げます。
モチーフの特徴となる線や、
最も暗い影などを少し加えます。
すべての輪郭を囲むのではなく、
必要な場所だけをはっきりさせるのがコツです。
最後は少し離れて作品を見て、
描き足す場所が本当に必要か確認します。
仕上げでは、
描き加えることよりも、
触らずに残す判断が大切です。
まとめ
透明水彩の半抽象画では、
描く部分と残す部分のバランスが大切です。
にじみやぼかしを無理に整えず、
水彩ならではの偶然の表情を活かすと、
自然で軽やかな作品になります。
まずは身近な花や果物を使い、
細かく描く場所を一つ決めて、
気軽に挑戦してみてください。
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